ロイズの「ポテトチップチョコレート」

スイーツ?スナック?甘くてしょっぱくてヤミツキに…。 フクザツな気持ちにさせられるこのお菓子にまつわる甘くてしょっぱい恋の思い出。

 「ありえない!しょっぱいポテチに何故甘ったるいチョコレートを塗りつけるのか?ポテチはポテチ、チョコはチョコ別々に食べればいいじゃん!」
 初めて見たときにそう思った。うす塩のポテトチップスの片面にチョコレートがかかっている。ルックスはかなりキワモノだ。それならば、おせんべいに生クリームとか、クッキーにマヨネーズとかもありってことになるではないか。ありえない2つのお菓子のコラボレーション!
 好奇心から恐る恐る口に入れてみたら、甘みと塩気が混じり合った不思議な味わいが口の中に広がった。気持ち厚めにスライスされたポテトチップスにはしっかりしたジャガイモの風味がある。生チョコで名を馳せたロイズのチョコレートの美味しさは言わずもがな。絶妙な味のバランスに驚いた。悪くない。いや、かなりいける。チョコで甘ったるくなった舌をポテチの塩が引き締め、再びチョコの甘さをくっきりと舌に感じさせてくれる。チョコとポテチがお互いを引き立ててくれるのだ。ヒントは「チョコレートコーティング柿の種」あたりだろうか。ついつい手が伸びてしまい、ふと気づいたときにはひと箱のあらかたが消えていた。

 

 おいしい…しかし、この組み合わせは釈然としない。受け入れていいのだろうか?食べた後、かなりフクザツな気持ちになった。しかし、そこがツボであろうか。不思議でフクザツな気持ちになる味はくせになり、ものすごくハマッてしまった自分がいた。そしてそのとき、私は恋にもハマッていた。

プロフィール
名前:Y


 東京生まれ札幌育ちの30代。札幌を中心に、ブックデザイン、レイアウトなど紙媒体のデザインをしています。が、必要に応じてライター、編集もこなす何でも屋。お菓子屋で働いていたという異色の経歴を持つ。


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